日本語が国で定めた公用語としている国は、何処かご存じですか??
それは、
「パラオ共和国」です。
アンガウル州憲法第12条第1項にパラオ共和国アンガウル州の公用語について定められています。
では、
日本の公用語は・・・??
有りません!!
本来、国や州単位の法律で公用語を定めるのですが・・・日本は、無いのです。
政府がいきなり、「明日から、ドイツ語を公用語にしま~す」と、強制採決したら、
日本国の公用語は、「ドイツ語」になってしまいます。
日本語廃止論
実は、現実的に日本語廃止論が、明治政府であったのです・・・
これを『国語国字問題』として有識者の方が侃侃諤諤の議論があったのです。
・日本語廃止論
(日本語廃止外国語の取り入れ)
・かな文字論
(日本語をかな文字でかく)
・ローマ字論
(日本語をローマ字でかく)
・新国字論
(新しく日本語を作る)
基本路線は、「漢字廃止論」です。
結果、現在の日本語の漢字、片仮名、ひらがなに加えて、ローマ字が取り入れられた感じで落ち着いています。
因みに、1905(明治38)年、
「ローマ字ひろめ会」が 発足した際の 名誉会頭には 大隈重信(おおくま しげのぶ)がいました。そして、1930年、田丸卓郎が「ローマ字国字論」を発表し、現在のローマ字の礎を築きました。
この「ローマ字ひろめ会」の名前は、ローマ字にまつわる注釈に時々出てきますので、「あ~これね・・・」と認識いただければとおもいます。
神奈川県パスポートセンターのローマ字についての注釈にも「ローマ字ひろめ会」について記述があるので、興味ある方は確認ください。
英語の教育にローマ字不要論
英語と日本語の中間にあるローマ字・・・と、勘違いしている方が多いとおもいます。
以前のブログにも記述しましたが・・・
日本語ローマ字は、日本語読みをアルファベットに置き換えただけなので、日本人以外には、正しい発音が判らないと注釈をつけました。
また、ローマ字は、日本語の国語枠で、英語とは一線引くもので、発音と結び付ける事は出来ない、英語の発音表記は、フォニックス(Phonics)が良いとも意見いたしました。
では・・・なぜ、私が、此処にきてローマ字を、英語教育の一コマとして取り入れるのか・・・
キチンと表明しておく必要があると思いまして、追加の解説ブログを作成しました。
英語脳には、フォニックス(Phonics)が一番効果的
英語学者の方々には、ローマ字を教えるから、正しい発音や英語教育に邪魔だとおっしゃる方も多いのは、承知です。わたしも、英語をフォニックス(Phonics)から習ったらネイティブ的に慣れたのかな~~って、英語を習得してからおもいました。
が・・・
フォニックス(Phonics)って、教えてくれる人や修正してくれる人がいないと習得し難いんです。
その為に、バイリンガルの方やアメリカ人などに、直接習う必要があり手招きして貰わないと習得は困難です。お金持ちの方なら出来ると思いますよ・・・金の力で・・・
また、英語が喋れる家庭環境の方って、日本の家庭にどれだけいるのでしょうね・・・
数学や歴史は、父や母またお爺ちゃんなどから教えてもらっても、フォニックス(Phonics)を教えて貰ったことは無いはず・・・文法ならまだしも・・・
では、教材で覚えるにしても、CD付フォニックス(Phonics)教材は、結構高い。それで、内容が薄いか、マニア並みにややこしいものばかり・・・
もともと英語難民の方がこのブログを見ているので、参考書を見て「へ~ほーー、分かった!!」って事は、失礼ですがないとおもいます。
私もフォニックス(Phonics)を未だに、「なるほどね!」っておもって眺める事がありますから・・・
因みに、
フォニックス(Phonics)の基礎『あ』の音についてスペリングを見てみましょう。
発音 | 記号 | スペル | 例 | 別の発音 |
あ | /æ/ | a | hat,cat,hand | えぃ |
あ | / ʌ / | u | sun,jump,cut | ゆう |
あー | /άɚ/ | ar | car,art,dark | |
あー | /ɚː/ | ur | burn,turn,surf | |
あー | /ɚː/ | ir | girl,shirt,bird | |
あー | /ɚː/ | er | water,tiger,river | |
あ | / ʌ / | o | love,color,month | お |
あ | / ʌ / | oo | blood,floor, | うー |
あ | / ʌ / | ou | double,touch | おー、あう |
英語が苦手な方や、日本語脳で固まった方には、『あ』サウンドだけで、こんなにあり、時には、同じスペルでも子音や母音の条件で、別の発音になってしまう状態を最初に突き付けてしまうのは、いささか残酷な気がします。
英語やる気満々の方なら、これぐらいポケットモンスターのモンスターの名前を覚えるぐらい簡単な事でしょう・・・(*’▽’)
寧ろ、ローマ字は、現在、誰でも教えられて、また、誰からでも訂正・修正してもらえる事が出来る。さらには、パソコンの普及でローマ字の方が親しみやすい事から、英語の単語を理解する糸口として、まずはローマ字習得を推奨したいとおもいます。
例えば、『chocolate』を、『cho,co,la,te』(チョ、コ、ラ、テ)・・・
「ん!! チョコレイトか・・・」と気づき、覚えて貰う方が無駄にフォニックス(Phonics)習得まで、立ち止まるより早いと考えてます。
また、ローマ字は、子音+母音の構成ある事を理解したうえで、英語フォニックス(Phonics)の音節的基礎塊、『子音+母音+子音』に誘導した方が、理解しやすいと考えています。
例えば、『chocolate』を、『choc,o,late』(チョク、オ、レェィト)のように。。。
ローマ字は、日本語音をABCに置き換えただけで、英語とは、遠い遠い親戚と思っていた赤の他人ですが・・・アルファベット活用文化圏の語学の取得の手がかりとなる事は、間違いないと信じてます。
よって、全ての種類のローマ字の取得を決行します。
共感できない方は、さようなら(‘ω’)ノ
では、頑張って取得しましょ~~